自分が応募した仕事とはまったく違うものになってしまったと感じたことはありませんか？

ユニス・ウーはその気持ちがよく分かります。彼女は薬剤師として訓練を受け、薬を調合したり、患者の健康について相談したりする日々を思い描いていました。しかし実際には、延々と続くスプレッドシート作業や、薬局の業務とは無関係な事務作業に多くの時間を費やすことになりました。

そのフラストレーションが転機となりました。

2023年、ウーはジャン・ウンジュと協力してAsephaを立ち上げました。Asephaは、そうした心をすり減らすタスクをAIに任せるためのソフトウェア会社です。単なる自動化のための自動化ではなく、専門職に本来の時間を取り戻してもらうことが目的でした。人間の専門知識や判断力が本当に必要な仕事に専念できるようにするためです。

最高のビジネスアイデアは、個人的な苦痛から生まれることがあります。ウーが薬局業界からテック創業者へと転身したことは、問題を十分に経験した人こそ、それを解決するのに最適であることを証明しています。