イランとトランプ、結局どちらが勝ったのか? これは矛盾なのか? これこそナッシュ均衡ではないか?!


イラン側では、国家主権はまだあり、現政権の行政権も倒れていない。これで勝利といえる。
トランプについては、トランプは実に手練である。3月下旬にいわゆる最後通牒を持ち出したが、一方で延期し続けながら、他方では断続的に攻撃を仕掛けていた。
第一に、トランプはイランの軍事力を大幅に削り取った。
なぜなら彼は知っているからだ。協議では、イランに対して深部濃縮ウランの引き渡し、あるいは濃縮度の希釈を求めることは議論できる。海峡の開放についても話し合える。金融制裁の強化、維持、削減、停止についても交渉の場で扱える。だが、イランの各種軍事力だけが、相手に減らす理由があるはずがない。
だからトランプは、一方で延期しつつ、もう一方で攻撃を継続した。その結果、現在のイランの軍事施設やサプライチェーンは、半分以上減っているはずで、政治・軍事の指導者たちもかなり排除されている。現政権が換わるかどうかは、もはや重要ではないかもしれない。核の脅威は取り除かれ、他の武力も大きく打撃を受けた。
実はアメリカは1953年以前にイランの政権交代を主導、あるいは後ろ盾になったことがあったが、結局はうまくいかなかった。
むしろイランの戦闘力を破壊してしまえば、誰が権力を握っても、回復には数年はかかる。トランプは40日間の火力攻撃で、イランが核兵器と軍事力を大量に失うことを止めた一方、イランは損失を取り戻すのに何年もかかることになるだろう。
この道理は、あのときの老毛の論理と同じだ:「人を生かして土地を失うと、人も土地も皆失う;土地を失って人を生かすと、人も土地も皆失う」。地盤を奪うのではなく、相手の生きる力を消し去るのだ。
第二に、イランの交渉カードを弱める。
その後の交渉では、イランの残る戦闘力が小さくなるほど、交渉のカードも小さくなる可能性が高い。
イランは賠償を望んでいるが、これは「弱いから正しい」みたいな話ではない。というのも、これは当時小布什がイラクを攻撃したのとは違う。あのとき小布什は、イラクが核兵器を研究していると言ったが、結局イラクには何もなかった。
しかしイランには、実際に濃縮ウランがある。トランプがイランを攻撃するのには、筋が通っている。
だからトランプがイランに与えた損失は、おそらくイランの「沈没コスト」にすぎない。
第三に、アメリカ経済へのほぼ影響がない。
原油と経済については、短期間の原油価格上昇は大きな影響ではない。むしろ米国株はそれにより下げに転じ、いわゆるAI泡沫は持続的に膨らみ続けることはできず、むしろ米国株の成長をより健全にする可能性すらある。
だから、トランプも勝った。
これがナッシュ均衡だ!
もちろんこれはあくまで初歩的なもので、さらに均衡を進めるには交渉が必要だ。交渉の本質とは、ナッシュ均衡を探し求めることにほかならない。
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