テザー(Tether)が財務省市場でどのようにポジションを取っているのか、興味深い話を聞いた。どうやら今年、米国のTビル(U.S. T-bills)の購入者としてトップ10に食い込もうとしているらしい。正直、それが実現すればかなりの“強気”だと思う。



で、ポイントはここだ――テザーは現在、コア準備金として$122 billionドル超のトレジャリービル(Treasury bills)を抱えている。これは、総額の裏付けの約83%にあたっていて、意図的な戦略だ。USDTが全世界で流通しており、その規模はおよそ$184 billionドル、さらに四半期ごとに約30 millionの新規ユーザーを追加している以上、それをすべて支えるには相当な流動性のある資産が必要になる。

テザーの米国での事業を率いるBo Hinesは、ニューヨークのBitcoin Investor Weekでこの見通しを公表した。彼は基本的に「計算はシンプルで、USDTのユーザーが増えれば短期の政府債務への需要も増える」ということを言っている。同社は、世界のTビル保有額でドイツとサウジアラビアの間あたりにランクインしているという。考えるとかなりワイルドだ。

面白いのは、これがもはやUSDTだけの話ではないという点だ。彼らは最近、Anchorage Bankを通じてUSATを立ち上げた。このUSATは特に、TビルのようなT-billsを含む高品質な資産で1:1の裏付けを求めるGENIUS Act――新しい連邦のステーブルコイン枠組みに準拠するよう設計されている。つまりテザーは、規制上の基準を満たすために、実質的にトレジャリー(Treasury)保有をさらに強めているわけだ。

Tビルのほかにも、トークンを裏付けるのに必要な分に上乗せして、約$6.3 billionの余剰準備金を積み上げている。さらに、約140 tonsの金も保有しており、世界のトップ13の金保有者の一人になっている。かなり盤石な担保の要塞だ。

より大きな全体像で見ると、テザーは、金融機関と暗号資産企業の“奇妙なハイブリッド”になってきている。もはやデジタルドルを管理しているだけではない――実際の政府債務市場で意味のあるプレーヤーになろうとしている。もしトップ10の座をつかめば、ステーブルコイン発行者が、事実上、いまやシャドウ・ファイナンス機関(影の金融機関)になりつつあるというもう一つのシグナルになる。
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