中央銀行の決定週が到来!ユーロと日本円の運命の時

今週の為替市場は二大中央銀行会議を迎える——欧州中央銀行と日本銀行が相次いで金利決定を発表し、市場はこれに対して高い警戒態勢に入っている。先週はドル円が調整局面を見せたものの、この状況は間もなく変わり、為替市場は二大中央銀行の政策スタンスを巡る激しい変動に巻き込まれるだろう。

中央銀行の政策分裂が激化、ドル円は重要な決断を迎える

米連邦準備制度理事会(FRB)は先週、予想通り25ベーシスポイントの利下げを実施したが、タカ派的な姿勢が不足していたため、逆にドルは押し下げられた。FRBは準備金管理の買い入れプログラムを開始し、毎月400億ドルの短期国債を注入することを発表、これは新たな量的緩和の兆候と解釈された。一方、パウエル議長の発言は穏健なトーンを示し、ドル指数は連続で0.60%下落、欧州通貨は0.84%上昇した。

最新のドットチャートが示すシグナルには驚きがある——2026年には利下げが一度だけ計画されており、市場の予想する2回の利下げを大きく下回っている。この政策指針のズレが、今後のFRBの動向に対する市場の認識を書き換えつつある。

12月18日、欧州中央銀行(ECB)は最新の決定を発表する。市場の主流見解は金利を据え置くと考えているが、注目すべきはラガルド総裁の発言と最新の四半期予測だ。投資家はこれらの表現を細かく分析し、ECBがいつ政策スタンスを調整する可能性があるかを探っている。ドル円の今後の動きは、この会議から発信されるシグナルの強さに依存している。

モルガン・スタンレーの最新予測によると、米欧の金融政策の分裂が一段と顕著になる中、ドル円は2026年第1四半期に1.23まで上昇する見込みだ。これは、市場が二大通貨ペアの相対的価値を再評価し始めていることを示している。

今週の米国11月雇用統計も見逃せない。データが弱い場合、ドルは引き続き圧力を受け、ドル円はさらに上昇する可能性がある。逆に良好な結果なら短期的な調整局面に入るだろう。

テクニカル面では、欧ドル/ドルは既に100日移動平均線を突破し、RSIやMACDも強気を示している。次のターゲット価格は1.18に設定されており、前回高値の1.192を超えれば新たな方向性の指標となる。価格が一時的に押し戻される場合、100日線付近の1.164がサポートラインとなる。

日本銀行の利上げタイミング、円高は打開できるか?

12月19日、日本銀行は新たな金利決定を発表する。市場はすでに合意しており、日銀は25ベーシスポイントの利上げを行い、0.75%に引き上げると見られている。これは30年ぶりの高水準だ。

しかし、利上げ自体は既に織り込み済みであり、市場の焦点は黒田総裁の今後の利上げペースの見通しと、「中立金利」という重要な概念の理解に移っている。野村証券は、黒田総裁は政策の柔軟性を保つために曖昧な表現を続ける可能性が高く、予想外の強硬な利上げや高い終端金利のシグナルを出すことは考えにくいと見ている。

これがドル/円の動きに直接影響を与える。もし日本銀行が「ハト派的な利上げ」姿勢を取れば、ドル円は高値を維持し、160円に向かって進む可能性がある。ドルに対する円の優位性は続く。一方、「タカ派的な利上げ」シグナルを出した場合、円のショートポジションの巻き戻しが集中し、ドル円は150円まで下落する可能性もある。ただし、業界では後者の確率は低いと見られている。

テクニカル的には、ドル円はすでに21日移動平均線を下抜けている。もしこの平均線が継続して価格を抑え込む場合、下落余地が拡大し、153円が重要なサポートラインとなる。逆に、再び21日線を上回れば、抵抗線は158円に上昇する。

今週の相場展望

欧州中央銀行と日本銀行の二重決定が今週の為替市場の流れを主導する。両行の政策見通しや米国の雇用統計の結果が、ドル円やドル円など主要通貨ペアの方向性を決定づける。市場参加者は、決定そのものよりも、総裁の発言における政策の柔軟性や終端金利に関する表現に注目すべきであり、これらの表現がしばしば決定よりも市場を動かす要因となる。

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