最近オンチェーンのPerpDEX分野がちょっと面白くなってきた。

LighterやEdgeXといったプロジェクトの熱が冷めた後、資金は新たな出口を探し始めた。そんな中、StandXが絶妙なタイミングでメインネットをローンチ。タイミングの掴み方がかなり上手い——初日の取引量は一気に5500万ドルに達し、DUSDのロック額は1億7600万ドルにも上った。

このプロジェクトの背景は並大抵ではなく、チームは某大手取引所の契約部門出身で、技術力も折り紙付き。現在はBSCとSolanaのデュアルチェーンで稼働し、高性能なパーペチュアル契約取引を主力としている。

他のPerpDEXと違う点は、「預金ポイント」方式を採用していること。単純に取引量でポイントを稼ぐのではなく、預金でもポイントが貯まるロジック。個人投資家にとってはかなり敷居が低く、毎日板に張り付いて取引量を稼ぐ必要はなく、DUSDを預けているだけでポイントが貯まる。

Polymarketでは、同プロジェクトのFDVが10億～20億ドルの範囲になると予測されている。他の成熟したPerpDEXと比較しても、この評価は特におかしくはない。

今はメインネットが立ち上がったばかりで、まだ初期のアーリーボーナス期。おすすめの戦略はシンプルで、まずDUSDを一定額預けてポイントを稼ぎ、毎日少額の取引でミッションをこなして基礎点をキープすること。参加者が増えてから稼ごうとしても、難しくなってくる。

具体的なポイント規則はまだ公式に全て公開されていないが、テストネットの段階を見る限り、預金の比重が大きい。低コストで参加したいなら、ルールが発表されるのを待たずに今のうちに動いた方がいい。ルールが出てからではコストが上がるのは間違いない。

一言添えておくと、こうしたDeFiプロジェクトは初期の情報格差が大きなアドバンテージ。早めに参入すれば利益を得やすいが、様子見しすぎるとただのランナーになってしまう。