最近、ちょっと異常なことが起きている——オンチェーンデータによると、ここ2日間で特定のアドレスが合計約4.8億枚のドージコインを買い集めていて、ドル換算で7,000万米ドル以上を投入したことになる。普通、これだけの買いが入れば価格が押し上げられるはずだよね？でも実際は、DOGEは一時的に0.153付近まで上昇したものの、すぐに下落し始めて、今もそのあたりでぐずぐずしている。

これが意味するのは？市場がまったくこの流れについてきていないということ。個人投資家は反応せず、売り圧力が依然として強くて、数人の大口が資金を投じても全体のムードは動かせない。

テクニカル面から見ても楽観できない。価格はすでにいくつかの重要な移動平均線を下回っており、短期的なモメンタムが明らかに不足している。上値を見ると、0.152が最初の壁で、本当の難関は0.155あたり。下値はというと、0.148のラインを守れるかがカギで、もし割れたら次は0.143〜0.140のゾーンがターゲットになりそう。

個人的な見解としては、今のトレンドはまだ反転しておらず、価格はさらに下のサポートを試しに行く可能性が高いと考えている。0.148以上で踏みとどまれるかがかなり重要なポイント。

どう動くべきか？今の価格帯では追いかけて買うことはおすすめしない。本当に仕込みたいなら、0.143〜0.140付近に落ちてきてから分割で小さいポジションを試すのが良い。一気に全力で入るのは避けよう。すでにポジションがある人は、0.152付近まで反発したら一部利確を検討してもいい。いずれにせよ、必ず事前に損切りラインを設定して、ポジションを持ちすぎないように注意しよう。

要するに、大口の買いが入ったのは確かに注目すべきことだけど、だからといって今すぐ飛び込むべきタイミングではない。市場が本当に落ち着いて、出来高が増えてから動いても遅くはない。今は静観する方がむしろ堅実だ。