湖北嘉魚公安が最近発表した公告を見て、正直言って頭が真っ白になった。

190万枚のUSDT、今のレートで計算すると1300万元以上の価値があり、これはある事件の容疑者から差し押さえられたものだという。現在、公安が公告を出して元の所有者に合法的な証明書を持って認領するよう呼びかけており、期限を過ぎれば国庫に上納されるとのこと。

ここで問題なのは——どうやって自分が元の所有者だと証明するのか？

オンチェーン資産というものは、自分のものだと言っても、何で証明するのか？取引所の出金記録？ウォレットアドレスの取引履歴？もっと厄介なのは、もしこの資金自体の出所が不明だったり、グレーな業界と関係していた場合、あなたは本当に認領しに行く勇気があるのか？本当の所有者は今ごろ相当悩んでいるはずだ。

1300万元は決して小さな額ではないが、仮想通貨業界ではこうした「消えた資産」は実は珍しくない。秘密鍵を失ったウォレット、法執行機関に差し押さえられた違法資金、さまざまな理由で凍結されたアカウント……ただ、今回のように公安が堂々と公告を出して所有者を探すのは、確かに初めて見た。

この件は警鐘でもある——暗号資産を扱うなら、資金の出所はクリーンで、所有証明もきちんと揃えておくべきだ。あなたのウォレットにあるUSDT、本当に何かあった時に、きれいな取引履歴や合法な所有証明を出せるだろうか？

このお金の最終的な行方は？おそらく誰も認領しに行かないだろう——結局のところ、恐喝事件で押収されたもので、元の所有者は多かれ少なかれ事件と関係があるはずだ。最終的には国庫に上納され、このブラックな資金にも一区切りがつくのだろう。これも予想通りだ。

本当の所有者は今、どんな気持ちなのだろうか？