今日はオーストラリア中銀が大きな一手を打つ。2つのイベントが目玉となって登場。

午前11:30、まずは政策金利の発表——3.6%の水準を守れるかどうか？今年すでに3回利下げしているが、インフレはまだ粘着しているし、消費データも弱くない。中銀はこのままブレーキを踏み続けるのか、それとも転換の準備をするのか？答えはまもなく明らかになる。

正午12:30はさらに重要。ブロック総裁が記者会見を開く。この「データ重視派」として有名なリーダーは、コアインフレが3.5%で下がらず、失業率が4.1%とまだ健全という矛盾したデータをどう見るのか？もしも来年の利上げを示唆する発言が出れば、あるいは逆にさらなる緩和の可能性を匂わせれば、豪ドルと債券市場は即座に大きく反応するだろう。

いま豪ドルは12日連続で上昇しており、ちょうど0.6650の節目に差しかかっている。米連邦準備制度理事会（FRB）は利下げ期待が高まる一方で、オーストラリア経済はやや粘り強い。2つの力が正面からぶつかっている。今日の2つのイベント、どんな一言でも大波乱を巻き起こす可能性があるので、画面から目を離さずに注目してほしい。